世の中では毎月たくさんの音楽がリリースされています。
しかし中には聴くべき名盤が埋もれてしまうこともしばしば。
そこで毎月リリースされた作品の中から、筆者が独断と偏見で選んだ“これだけは聴いておきたい作品”を紹介。
音楽の選択肢が多すぎて、どれから聴けばいいのかわからない・・・
結局いつも知ってるアーティストの知ってる曲を聴いてしまう・・・
そんなあなたの新しい音楽の入口になったら幸いです。
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CD
今月ピックアップしたCDは、以下7作。
- Aphex Twin『Collapse EP』
- Benny Sings『City Melody』
- David Guetta『7』
- HONNE『LOVE ME/LOVE ME NOT』
- Lenny Kravitz『Raise Vibration』
- Nicki Minaj『Queen』
- Paul McCartney『Egypt Station』
Aphex Twin『Collapse EP』
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【輸入盤】Collapse EP [ Aphex Twin ]
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イギリスのDJ・Aphex Twinが、前作から2年ぶりとなる新作をリリース。
1曲目を飾る「T69 collapse」のMVや今作のアートワークは、昨年のフジロック出演時の映像演出も行った“Weirdcore”が担当しています。
Benny Sings『City Melody』
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【送料無料】 Benny Sings ベニーシングス / City Melody 【CD】
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オランダのシンガーソングライター・Benny Singsが、3年ぶりに6枚目のアルバムをリリース。
タイトルからも想像できるように、良質なスタンダードポップスを想起させる作品に仕上がっています。
David Guetta『7』
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パリ出身のDJ・David Guettaが、およそ4年ぶりに7枚目のフルアルバムをリリースしました。
今作は2枚組とフルボリュームでのリリースです。
1枚目にはSia、Justin Bieber、Jess Glynne、J. Balvin、Lil Uzi Vertなど豪華なアーティストが参加し、2枚目には別名義・Jack Backとしての楽曲全12曲が収録。
また限定盤デラックス・アルバムには、Disc1にボーナストラックが4曲追加収録されています。
HONNE『LOVE ME/LOVE ME NOT』
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【輸入盤】ラヴ・ミー/ラヴ・ミー・ノット(アナログ盤) [ HONNE ]
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ロンドン発エレクトロデュオ・HONNEが約2年ぶり2枚目のアルバムをリリースしました。
リード曲「Me&You」にはシンガーソングライター・Tom Mischが参加した楽曲ほか全12曲が収録。
本作はアナログ盤と配信に加え、日本限定でCDの形態(ボーナストラック3曲あり)でもリリースされています。
Lenny Kravitz『Raise Vibration』
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Lenny Kravitz レニークラビッツ / Raise Vibration 【CD】
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30年近いキャリアをもつアメリカのミュージシャン・Lenny Kravitzが、およそ4年ぶり11枚目のアルバムをリリース。
自身最大のスランプに陥っていたが見事に乗り越え、今までの濃厚な経験と新たなインスピレーションが融合した充実作です。
Nicki Minaj『Queen』
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アメリカのヒップホップクイーン・Nicki Minajが、およそ4年ぶりのアルバムをリリース。その名もズバリ『Queen』。
親友のAriana Grandeとコラボした「Bed」ほか、The Weeknd、Lil Wayne、Eminemとのコラボ曲も収録されている煌びやかな1枚です。
Paul McCartney『Egypt Station』
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【輸入盤】エジプト・ステーション [ Paul McCartney ]
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前作からおよそ5年ぶり、御年76歳のPaul McCartneyが新作をリリースしました。
古巣のCapitol Recordsに移籍してから初めてのフルアルバムは、全16曲(日本盤はボーナストラックが2曲追加)収録。
Paul McCartneyは本作で36年ぶりの全米ビルボードチャート1位を獲得する快挙を成し遂げました。
配信アルバム / EP
今月ピックアップした配信アルバム / EPは、以下2作。
- Hozier『Nina Cried Power』
- Lil Wayne『Tha Carter V』
Hozier『Nina Cried Power』
アイルランド出身のシンガーソングライター・Hozierが、およそ2年ぶりの新作『Nina Cried Power』をリリース。
EPとなる本作には、ゴスペルシンガー・Mavis Staplesとコラボしたタイトル曲「Nina Cried Power」など、全4曲が収録されています。
Lil Wayne『Tha Carter V』
アメリカのラッパー・Lil Wayneの“カーターシリーズ”の最新作が、遂にリリース。
数年前から出ると噂されていましたが、所属レーベルとのゴタゴタが原因でなかなかリリースされなかった作品が、彼の36歳の誕生日に陽の目を見ることになりました。
本作はXXXTENTACION、Travis Scott、Nicki Minaj、Kendrick Lamarら豪華ゲストが華を添える全23曲入りの意欲作です。
配信単曲
今月ピックアップした配信単曲は、以下6曲。
- Great Van Fleet『Lover, Leaver』
- Gucci Mane, Bruno Mars & Kodak Black『Wake Up in the Sky』
- Lil Peep & XXXTENTACION『Falling Down』
- Norah Jones『A Song With No Name』
- Rhye『Hymn』
- Thom Yorke『Suspirium』
Great Van Fleet『Lover, Leaver』
人口わずか5000人の町・ミシガン州発4人組バンド・Greta Van Fleetが新曲をリリース。
その音楽性から“Led Zeppelinの再来”と、巷を賑わせています。
メンバー4人のうち3人は実際の兄弟関係にあり、ボーカルとギターは双子でベースは弟です。ドラムも3人の親友で、バンドの平均年齢はなんとまだ19歳。
今回リリースされた曲は、10/19にリリースされる1stフルアルバム『Anthem of the Peaceful Army』にも収録される予定です。
Gucci Mane, Bruno Mars & Kodak Black『Wake Up in the Sky』
米ラッパー・Gucci Maneとグラミー賞常連のシンガー・Bruno Mars、ヒップホップ界の新星・Kodak Blackの3者による曲がリリース。
世界中の老若男女を虜にするエンターテイナー・Bruno Marsが、珍しくラップのように歌っている曲は必聴です。
Lil Peep & XXXTENTACION『Falling Down』
昨年オーバードーズのため21歳の若さでこの世を去ったラッパー・Lil Peepと、今年6月にわずか20歳で銃撃に遭い亡くなったラッパー・XXXTENTACIONのコラボ曲が、遂にリリース。
両者とも既成のヒップホップの枠に収まらず、オルタナロック、エモなど様々な要素を取り入れた音楽性で、将来の音楽シーンでの活躍を嘱望されていました。
そんな2人のコラボ曲は素晴らしい曲に間違いなし。
しかし良い曲であれば良い曲であるほど、無性に切なくなってきます。
Norah Jones『A Song With No Name』
アメリカのジャズシンガー・Norah Jonesが、新曲を配信限定で急遽リリース。
今回の新曲は、アメリカのオルタナティブロック・バンド・WilcoのフロントマンであるJeff Tweedyとのコラボ曲です。
Rhye『Hymn』
カナダ発の甘美なソウルフルバンド・Rhyeが、今年2月発売した2ndアルバム『Blood』の日本盤ボーナストラックとして収録されていた「Hymn」を、単曲配信しました。
Sadeを彷彿とさせる官能的かつメランコリックな音楽性で、今年5月の単独来日公演も大盛況に終えたRhye。
“讃美歌”という意味の「Hymn」も、極上のスウィートミュージックに仕上がっています。
また今回の配信のあわせて、新たにMVも公開されました。
Thom Yorke『Suspirium』
イギリスの代表的ロックバンド・Radioheadの首謀者・Thom Yorkeが、ソロ名義で新曲をリリース。
今回の曲は、映画『君の名前で僕を呼んで』で話題をさらったLuca Guadagnino監督の最新作『Suspiria(原題)』のサウンドトラックとして使用されます。
また10/26には最新アルバム『Suspiria(Music for the Luca Guadagnino Film)』がリリースされる予定です。
気に入った曲はどんどん広めていこう
以上、ここまで全15作品を紹介してきました。
邦楽と比べると、普段洋楽を知るきっかけは少ないと思うので、ぜひ本記事をきっかけに興味をもっていただけたら幸いです。
気に入った曲に出会えたら、ぜひSNSなどで拡散していってくださいね。
日本での需要が高まって、来日公演がバンバン決まっていくのが理想です。
それではまた、良い音楽とともにお会いしましょう。
お元気で。