どうも。日々に忙殺されているうちに、約半年ぶりの投稿になってしまいました。
しかし、そんな重い腰を上げてでも紹介したいバンドが、強力な新作を約2年ぶりにリリース!
今回紹介するアーティストは、ロンドンを拠点に活動する日本人4人組ロックバンド・DYGL(デイグロー)です!
はじめて彼らを目撃したのは、2016年8月末に恵比寿LIQUID ROOMで行われたThe fin.との対バンライブでした。
そのときに聴いた「Let It Sway」を聴いて衝撃を受け、さらに翌2017年5月に行われた初のワンマンライブで完全に虜に…
…と、いくら言葉で伝えても説明しきれないので、まずは騙されたと思って、下記をクリックして聴いてみてください。
ちなみにDYGL初のワンマンライブを観たあと、興奮冷めやらぬ状態で書いたレポ(というか殴り書き)がコチラ。
上記ブログでも書いてありますが、私は今も変わらずDYGLは、OasisとThe Beatlesのハイブリッドバンドだと確信しています。
メンバー紹介と経歴
2012年に結成されたDYGLは…
- Vo./Gt. Nobuki Akiyama
- Gt./Vo. Yosuke Shimonaka
- Ba. Yotaro Kachi
- Dr. Kohei Kamoto
上記4人からなるロックバンド。
活動初期から全編英語詞の楽曲のみで挑むなど、世界を視野に活動しており、2016年5月にLAでレコーディングした1st EP『Don’t Know Where It Is』をリリース。
ちなみにDYGLのメンバーのうち3人は、2016年までYkiki Beatとしても活動していました。
2017年4月にはThe Strokesのギタリスト・Albert Hammond Jr.プロデュースの1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』を発表し、アジアツアーを敢行。
もちろん国内でもその人気は健在で
- ワンマンライブのチケットが完売し、追加公演が急遽決定
- 『FUJI ROCK FESTIVAL ’17』では約5000人の前でパフォーマンス
- The Strypes最後の日本ツアーのサポートアクトに抜擢
など、常に話題に事欠くことがありません。
その後、ヨーロッパツアーやアメリカでのライブを経て、2019年7月に満を持して2ndアルバム『Songs of Innocence & Experience』をリリース。
さらに新作を引っさげた日本ツアーも開催も決定しています。(下記に詳細アリ)
前作にも増して多彩かつピュアでソリッドなロックンロールを奏でる彼らに、一瞬たりとも目が離せません!
DYGLのオススメ5曲を厳選
以下では国内外で勢いが加速中のDYGLのオススメ曲を、5曲に厳選して紹介していきます。(本当は全曲オススメしたいところですが…)
- Let It Sway
- Don’t Know Where It Is
- Waste of Time
- Hard To Love
- Bad Kicks
M-1:Let It Sway
冒頭でも紹介した、DYGLとの出会いの曲「Let It Sway」。
たった2分ちょっとの曲の中に、彼らのパッションとロックンロールの煌めきが凝縮されています。
どこか懐かしくてセンチメンタルなのに、胸が熱くなって踊りたくなる。
“泣き笑い”のような矛盾した感情が渦巻いて、いてもたってもいられなくなる名曲です。
収録作品
※EPとアルバムではアレンジが異なるので、違いを楽しむのも乙。
1stEP『Don't Know Where It Is』(2016年5月4日)
1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』(2017年4月19日)
M-2:Don’t Know Where It Is
1stEPの表題曲にもなった「Don’t Know Where It Is」は、1曲を通しての構成力が魅力的です。
ガツンと脳天にくるイントロ、溜めて溜めて爆発するエモーショナルなギターに耳を持っていかれます。
そしてとくにヤられたのは、中盤のブレイクするところから徐々に盛り上がっていく箇所(聴けばわかります)。
まさにDYGLの4人じゃないと醸し出せない、ロックバンドとしての真髄が詰め込まれています。
音源でもヤバいのに、実際にライブで聴いたら失神モノというのは、言わずもがなです。
収録作品
1stEP『Don't Know Where It Is』(2016年5月4日)
1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』(2017年4月19日)
M-3:Waste of Time
2016年末に7インチシングルとしてもリリースされた「Waste of Time」は、直訳すると“時間の無駄”。
一見、ネガティブな意味にもとれるが、実際に曲を聴いていると、無駄な時間を肯定してくれるような気がしてきます。
サビにある周りを優しく包み込むようなコーラスがその証拠。
自分の中の悲しみや複雑な想いを受け入れて、再び前を向く瞬間の雨上がりのような気分になります。
全編英語詞だから細かい意味までわからないはずなのに、なんだか慰められて元気が出てくるから、音楽って不思議です。
収録作品
1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』(2017年4月19日)
M-4:Hard To Love
続いて紹介するのは、約2年ぶりにリリースされた2ndアルバムの1曲目を飾る曲「Hard To Love」です。
全体を通して穏やかなミドルテンポで流れるように曲が進んでいくので、アルバムの1曲目にはもってこいの楽曲。
クリアに響くギターの音色と、オーセンティックなメロディーに聴き惚れていたら、あっという間に終わってしまいます。
この物足りなさが、何回もリピートしたくなる理由かもしれません。
収録作品
2ndアルバム『Songs of Innocence & Experience』(2019年7月3日)
M-5:Bad Kicks
最後に紹介するのは、バンドの攻撃的な部分が前面に押し出されたキラーチューン「Bad Kicks」。
ヴォーカルAkiyamaの吐き捨てるような歌い方と、荒々しいサウンド。
むしゃくしゃしたときに聴いたら、スカッとしないわけがありません。
わずか2分半の中に、彼らの衝動と激情が散りばめられたロックンロール・アンセムの誕生です。
収録作品
2ndアルバム『Songs of Innocence & Experience』(2019年7月3日)
計24本に及ぶ日本ツアー開催決定。7月にはフジロックも!
7/21の岡山公演を皮切りに計24本のツアーと今年のフジロックへの出演が発表されています。
さらに奈良、京都、広島、兵庫公演にはNY発のロックバンド・The Mystery Lightsの出演も決定。
世界基準の音を、ぜひあなたの耳で確かめに行ってみてはいかがでしょうか?
DYGL JAPAN TOUR
2019年7月21日(日)岡山 PEPPERLAND
2019年7月23日(火)鳥取 AZTiC laughs
2019年8月1日(木)愛媛 Double-u studio
2019年8月3日(土)高知 ri:ver
2019年8月4日(日)香川 TOONICE
2019年8月8日(木)福島 CLUB #9
2019年8月9日(金)岩手 the five morioka
2019年8月12日(月・振休)宮城 LIVE HOUSE enn 2nd
2019年8月13日(火)青森 Quarter
2019年8月20日(火)石川 GOLD CREEK
2019年8月22日(木)新潟 CLUB RIVERST
2019年8月23日(金)長野 LIVE HOUSE J
2019年8月28日(水)奈良 NEVER LAND(※)
2019年8月29日(木)京都 磔磔(※)
2019年8月31日(土)広島 CAVE-BE(※)
2019年9月1日(日)兵庫 VARIT.(※)
2019年9月8日(日)沖縄 Output
2019年10月3日(木)福岡 BEAT STATION
2019年10月5日(土)熊本 NAVARO
2019年10月6日(日)長崎 ASTRO HALL
2019年10月11日(金)北海道 Sound Lab mole
2019年10月15日(火)愛知 CLUB QUATTRO
2019年10月17日(木)大阪 BIGCAT
2019年10月19日(土)東京 EX THEATER ROPPONGI
(※)Guest:The Mystery Lights
チケット:¥3,500(税込/ドリンク代別/整理番号付)
主催・企画 製作:HardEnough
「FUJI ROCK FESTIVAL’19」
2019年7月27日(土)新潟 苗場スキー場
最後に:新作の中で1番好きな曲「Nashville」
ここまでDYGLのプロフィールと、オススメ5曲を厳選してお送りしてきました。
- Let It Sway
- Don’t Know Where It Is
- Waste of Time
- Hard To Love
- Bad Kicks
そして待ちに待った日本ツアーが、岡山を皮切りに開始。
楽曲を少しでも気に入ったら、生の音を浴びに行くことをオススメします。
きっと忘れられない経験になるはずです。
最後に新作『Songs of Innocence & Experience』の中から、「Nashville」という個人的にいちばん好きな曲を紹介してお別れです。
元々は2012年にYouTubeにアップされた曲が、今回初収録。
壮大でセンチメンタルになる楽曲は、ナッシュビルというタイトルなのに、日本人の私の心にスッと染み込んでいきました。
皆さんも気になったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
それではまた、良い音楽とともにお会いしましょう。
お元気で。