こんにちは。
2018年も本日で最後。
今年も素晴らしい作品にたくさん出会えました。
そこで大晦日の今日、2018年の総決算として、
- ベストアルバム
- ベストソング
- ベストジャケット
- ベストムービー
- ベストライブ
のTOP10を独断と偏見で決定し、5つの記事に分けて紹介していきます。
もう知っている作品があったら振り返りに、まだ触れていない作品があったらお正月の暇つぶしに、どんどん活用していってください。
この記事で紹介するのは・・・
2018年ベストアルバムだっ!
10位:Starchild & The New Romantic『Language』
10位にランクインしたのは、NY在住のシンガーソングライター・Bryndon Cookによるソロプロジェクト、Starchild & The New Romanticの1stアルバム。
彼を知るきっかけになったのは、ふらっと寄ったタワレコ新宿店の洋楽フロアで、入口付近に大きく“プリンスの再来!”と書いてあるポップを発見したときです。
「そんな大げさな…」と半信半疑で視聴機の再生ボタンを押して数秒、完全に持っていかれました。
調べてみたらどうやら、PrinceだけでなくSade、Marvin Gaye、D’Angeloらの影響も受けているらしいです。
ちょっと懐かしいR&B要素がふんだんに散りばめられている作品で、BGMとしても最適。
来日公演が決まったら、絶対に観に行きたいアーティストの1人です。
9位:JABBA DA FOOTBALL CLUB『FUCKING GOOD MILK SHAKE』
9位に登場したのは、2014年に結成された4人組ヒップホップユニット・JABBA DA FOOTBALL CLUBのミニアルバムです。
普段ヒップホップというジャンル自体、そこまでは聴かないんですが、この作品のポップさ、ノリの良さ、エロさ、面白さ、サウンドの良さなど…
色々な要素が全6曲に凝縮されていて、問答無用にテンションが上がる1枚です。
個人的にはKICK THE CAN CREW、RIP SLYME並みに化けるのでは…と秘かに期待しています。
8位:星野源『POP VIRUS』
もはや国民的スターへとのぼりつめた星野源の待望の5thアルバムが、8位にランクイン。
さすが日本の音楽シーンをリアルタイムで担っていることもあり、アルバムのレベルも最高峰でした。
これ以上すごいアルバムはもうないのでは?と思ってしまうほど。
シングル曲はもちろん、山下達郎をコーラス(!)に起用した「Dead Leaf」は必聴。
個人的には、アルバムのラストを飾る「Hello Song」の軽快なサウンドと歌詞に泣きそうになりました。
来年はドームツアーを行うほどビッグなアーティストになっても、リスナー1人1人と真摯に向き合う姿勢は1stアルバムのころと何も変わっていなくて感動。
すべて越えて届き、響きました。
7位:Justin Timberlake『Man of the Woods』
世界中で大人気のシンガーのJustin Timberlakeが、およそ5年ぶりにリリースした4thアルバムが7位にランクイン。
様々なジャンルの音楽が全16曲の中に収録されていて、とっても満足感のあるアルバムです。
Alicia KeysやChris Stapletonをフィーチャーした楽曲もたまりません。
リリースツアーで日本に来てくれなかったことだけが心残り。いつかは生で体感したいものです。
6位:Charlie Puth『Voicenotes』
6位にはアメリカ出身のシンガーソングライター・Charlie Puthの2年ぶり2枚目のアルバムがランクイン。
前作は『ワイルド・スピード』の主題歌「See You Again」が収録されて話題になりましたが、今作はさらに洗練された楽曲がそろっていて、耳が気持ちいいです。
今年11月に行われた単独来日公演にも足を運びましたが、甘い歌声に会場にいた男女問わずメロメロになっていました。また来て欲しいですね。
5位:Rhye『Blood』
カナダ出身のMichael Miloshによるソロプロジェクト・Rhyeのおよそ4年ぶりの2ndアルバムがTOP5入り。
男性なのにSadeを彷彿とさせる歌声と、ソウルフルかつメロウなサウンドで、聴いているだけで甘美でエロい気持ちになります。
今年の来日公演も初めて行くことができて、その歌声とパフォーマンスに酔いしれました。
日本でもっと売れてほしいアーティストの1人ですね。
4位:宇多田ヒカル『初恋』
4位には今年デビュー20周年を迎えた宇多田ヒカルの2年ぶりのアルバムがランクイン。
もちろんこれまでも宇多田ヒカルの曲は聴いていたのですが、今作ほどアルバムの1曲1曲を息を吞むようにして聴いたアルバムは『初恋』が初めてでした。
世界規模で活躍している海外のアーティストをバックミュージシャンに迎えているだけあって、サウンドだけ聴いたら洋楽にしか聴こえません。
しかしそのサウンドに乗るのは、彼女の紡ぐ日本語の歌詞と日本情緒を感じるメロディー。
それらが融合して、今まで聴いたことないような新しくも懐かしい素晴らしい作品に仕上がっています。
今までそこまで熱心に宇多田ヒカルを聴いてこなかった方にこそ、聴いて欲しいアルバムですね。
3位:aiko『湿った夏の始まり』
TOP3入りしたのは、これまた今年20周年を迎えたaikoの2年ぶり13枚目のアルバムです。
こちらもここにきて、客観的に聴いても主観的に聴いても最高傑作としか言いようがない作品だと思います。
アニバーサリーイヤーだからと言って安易にベストアルバムを出さず、純度の高い素晴らしいオリジナルアルバムで攻めるaikoの姿勢、大好きです。
2位:前野健太『サクラ』
2位にはシンガーソングライター、俳優、文筆家など幅広く活動している前野健太のおよそ4年ぶりのアルバムがランクイン。
これが本当に素晴らしかった!
言葉にすればするほど野暮になってしまいそうだが、昔懐かしい歌謡曲と70年代のフォークソングのエッセンスが入ったサウンドと、詩人のポエムのような歌詞、色気たっぷりの低い声。
そしてふざけているとしか思えないジャケ写やアートワーク…
すべてが現代の音楽と逆行しているところにはパンクのスピリッツすら感じるほど。
セールス的にはあまり奮っていないのが本当に惜しいですが、個人的には100年後聴いても沁みる作品だと確信しています。
1位:cero『POLY LIFE MULTI SOUL』
きました!!栄えある1位に輝いたのは、3人組バンド・ceroのおよそ3年ぶり4thアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』です。
20年以上音楽ファンを続けてきて、まだこんな聴いたことのない音楽があったのか!!
と、新鮮な喜びと興奮を与えてくれたのは、間違いなくこの1枚です。
聴いてない人には理解してもらえないかもしれませんが、このアルバムを聴いていると、魚になって大海を泳いでいる気になります。
全細胞が踊り出すというか、血湧き肉躍るとはまさにこのことだ!という感じです。
正直、最初は曲が難解すぎてよくわかりませんでした。
しかしその“わからなさ”が何回も聴いているうちに、どんどん気持ちよくなっていって、気がついたときにあなたは魚になっています。
最後に、収録曲「レテの子」の歌詞を一節。
信じるかい?
何にでもなれるのさ
どこへでもいける
まとめ
以上が2018年ベストアルバムTOP10でした。
最後にまとめると…
- cero『POLY LIFE MULTI SOUL』
- 前野健太『サクラ』
- aiko『湿った夏の始まり』
- 宇多田ヒカル『初恋』
- Rhye『Blood』
- Charlie Puth『Voicenotes』
- Justin Timberlake『Man of the Woods』
- 星野源『POP VIRUS』
- JABBA DA FOOTBALL CLUB『FUCKING GOOD MILK SHAKE』
- Starchild & The New Romantic『Language』
という顔ぶれに。
ちなみに私は今年、Justin TimberlakeとStarchild & The New Romantic以外は、ライブに行くことができました。
みなさんも気に入った曲があったら、ぜひライブに足を運んでみてくださいね。
それではまた2019年も、良い音楽とともにお会いしましょう。
良いお年を。