MONO NO AWAREというバンドが好きだ、という話。

MONO NO AWAREというバンドが好きだ、という話。

MONO NO AWARE

画像引用元:MONO NO AWARE OFFICIAL SITE

MONO NO AWARE(モノノアワレ)というバンドをご存知だろうか。

耳の早いリスナーにはもうとっくに届いているだろうが、まだまだ全国区とは言えないはず。

別にコアなバンドを紹介してドヤ顔したいわけではない。

中身があるかないのかわからない音楽が巷に蔓延っている中で、MONO NO AWAREは確実にシーンの救世主になり得ると思ったから、紹介するだけだ。

もちろん、すべて主観である。

しかし昨今の売れている音楽にはイマイチ乗り切れていない私がどハマりしているのだ。

世界的にはバンドという形態が時代遅れになりつつあるこのご時世において、とても貴重なバンドだと思う。

まぁここでつべこべ言ったところで、結局あなたが再生ボタンを押してくれないと、何も変わらないし、何も始まらない。

そこで今回はMONO NO AWARE特集で、オススメ曲を数曲紹介する。

と言ってもまだアルバム2枚しか出ていないので、全部紹介してもいいくらいだが。

MONO NO AWAREのメンバー紹介&ざっくりとした経歴

MONO NO AWAREは以下4人からなるロックバンド。

  • Vo./Gt.玉置周啓
  • Gt.加藤成順
  • Ba.竹田綾子
  • Dr.柳澤豊

出身は東京。

東京は東京でも、八丈島

人口わすが7000人の中から出てきたバンドである。

2016年には若手ロックバンドの登竜門とも言えるフジロックの名物企画“ROOKIE A GO-GO”に出演。

“ROOKIE A GO-GO”とは?
毎年苗場で行われる恒例の夏フェス“FUJI ROCK FESTIVAL”で開催される、若手アーティスト発掘企画。 “ROOKIE A GO-GO”の前身“NEW STAGE”は1999年から始まり、約20年のキャリアを誇る若手アーティストの登竜門とも言われている。 過去にASIAN KUNG-FU GENERATION、サンボマスター、Suchmos、Yogee New Waves、cero、CHAIなどを輩出してきた。

翌2017年には見事勝ち上がり、メインステージに出演して話題に。

2017年に『人生、山おり谷おり』をリリースし、渋谷WWWでのワンマンライブはソールドアウトと大盛況に終える。

その後はTempalay、ドミコとスリーマンで中国ツアーを敢行する。

そして2018年に『AHA』をリリース。

11月にはLIQUIDROOMワンマン公演も控えている。

MONO NO AWAREの入口はこの3曲から!

まずはMONO NO AWARE入門編ということで、YouTubeにもMVがあるような代表曲から紹介していく。

井戸育ち

1stアルバム『人生、山おり谷おり』の1曲目を飾る曲。

凱旋門の下でも

鬼ごっこは可らしい

というユニークな部分に加え

東京育ちのあの子は

公共施設を飛び出し

放蕩の旅を始めて

とうとう数年経った

と、サビではしっかりと韻を踏んでいる部分。

文字だけ見ると詩のようだが、メロディセンスも抜群なので、しっかり曲として成立しているのがすごい。

今でもテンションを上げたい時にはこの曲をかけることが多い。

マンマミーヤ!

MONO NO AWAREのユーモラスな部分がいちばん凝縮されている曲。

いろんな食材や食べ物に関わる固有名詞を、うまくボカしながら楽しげに表現している。

たとえば出だしの一節。

クックドゥードゥルドゥーと鳴く君の
そのむね肉に飛び込み泣くのさ
「あなたは私の中で生きてゆく」と

明らかに中華料理を作るときに使うアレだよね。

さらに…

カップヌードゥルドゥー
私たちの人生はお湯を入れたら最後
時間に追われる運命さ

もうここまでくると潔いというか、哲学的にすら感じてくる。

さらに料理だけにとどまらず、歌詞は思わぬ方向に。

いわゆる二天王、命を操るキノコや
まほろばに生えるピーチには
万に一つもかなわないのさ

もう明らかにあの大人気ゲームの『スーパーマ●オ』じゃないですか!

そして散々笑わされたあと、最後に連呼するこのフレーズに、なんだか心が軽くなってくるから不思議だ。

もういい!どうにでもなる気がする

東京

「東京」は2ndアルバム『AHA』の1曲目に収録されている。

この歌詞がとにかくエモい

出だしからいきなりエモい

みんながみんな 幸せになる方法などない

無理くり手をつないでも 足並みなどそろわない

でもみんながみんな 悲しみに暮れる必要はない

無理くりしぼり出したら それはもう涙じゃない

もう人生の真理ってこのことでは…?

と思ってしまうほど、強烈なパンチラインでいきなり心を掴まれる。

さらに歌詞はこう続くのだ。

ふとした瞬間に僕たちは

ゆりかごへ帰りたくなる

でもあの布オムツはもう入らないのさ

…布オムツ!!!!!

今までバンドでこんなにカッコ良く“布オムツ”というワードを滑り込ませたバンドはいるだろうか。

心をグサッと刺したあとにクスッと笑わせるセンス。

もう脱帽するしかないわ…。

MONO NO AWAREの核はアルバムの終盤にアリ。リード曲だけで判断するべからず。

ここまでMONO NO AWAREの中でも楽しげで痛快な曲を紹介してきた。

実際にYouTubeで「MONO NO AWARE」と検索しても、そのような曲がズラリと出てくるだろう。

もちろんそれらの曲も素晴らしいのだが、1stアルバムは終盤3曲の展開が凄まじいことになっているので、ぜひ最後まで通して聴いてみて欲しい。

明日晴れたら

全10曲収録されている1stアルバム『人生、山おり谷おり』の7曲目に収録されている。

出だしの“ヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤー”は、一度聴いたら忘れられないメロディ。

しかも歌詞の序盤は…

明日晴れたら どこに行こうか
バスケットにバゲットさして
美味しいチーズにワインを持って
草原に行こうかな

思わず“ハイジかっ!”と突っ込みたくなる。

しかし曲の終わりはなんだかとってもミステリアス。

サビというサビはなく、歌はこう終わる。

苗場 viva viva viva ジプシー音楽

そのまま二人は消えていく

なんかゾッとするものがある。

2人はどこへ行ったのか。

その答えは次の曲にあった。

夢の中で

そう、消えた2人が行った先は、夢の中。

楽しい夢でも見ていたのだろうか。

ありきたりなハリボテだらけが
立ち並ぶ場所で
君は夢の中みたいに笑ってる
夢の中みたいに笑ってる

駆け落ち

そしてアルバムの最後に、2人は駆け落ちするという決断を下す。

しかし曲の最後で片割れはこう叫んだ。

ここにいてはダメだ
駈け落ちしよう
そう言ったろう
約束が違う

歌詞カードには1回しか書いてないが、実際には最後の“約束が違う”を連呼している。

意訳すると、「約束が違う、約束が違う!、約束が違う!!!!!!」という感じ。

ここからのサウンドが凄まじい。

天気で言ったら暴風雨

荒れに荒れまくってるいるのだ。

ここで確信した。

あっこのバンド、ヤバい。

ちょっと他のバンドとは違う、と。

狂気を狂気のまま、ユーモアをユーモアのまま表現するアーティストは数あれど、ユーモアの裏に潜む狂気を、アルバム1枚の流れを通して表現するアーティストは今まで観たことがなかった。

アルバムの序盤を聴いて、なんか刺激が足りないなぁと思った人は、ここでぶっ飛ばされるという算段。

参りました。

みなさんも、ぜひ。

ディスコグラフィ

1stアルバム『人生、山おり谷おり』


収録曲
1.井戸育ち

2.マンマミーヤ!

3.わかってるつもり

4.イワンコッチャナイ

5.me to me

6.To(gen)kyo

7.ブーゲンビリア

8.明日晴れたら

9.夢の中で

10.駈け落ち

2ndアルバム『AHA』


収録曲
1.東京

2.機関銃を撃たせないで

3.そういう日もある

4.DUGHNUTS

5.轟々雷音

6.ひと夏の恋

7.勇敢なあの子

8.かごめかごめ

9.窓

10.センチメンタル・ジャーニー

ライブ情報

MONO NO AWAREは、9月よりアルバム『AHA』のリリースツアー“OHO”を開催する。

またなんともふざけたツアータイトル!楽しい予感しかしてこない。

東名阪はワンマンライブ、その他は対バン形式で行われる予定とのこと。

ちなみに私はツアーファイナルの東京公演に足を運ぶ予定だ。

気になる方はぜひ。

ツアー日程

【対バン】

2018.9.28(金) 札幌COLONY ゲスト:Homecomigs

2018.10.12(金) 福岡the voodoo lounge ゲストアクト:近日公開

2018.10.13(土) 広島4.14 ゲストアクト:カネコアヤノ(バンドセット)

2018.10.26(金) 仙台enn 3rd ゲストアクト:近日公開 

【ワンマン】

2018.10.30(火) 大阪Shangri-la

2018.10.31(水) 名古屋TOKUZO

2018.11.16(金) 東京LIQUIDROOM



 

サイトリンク

MONO NO AWARE オフィシャルサイト

MONO NO AWARE Twitter

最後に:MONO NO AWAREを知るきっかけになったMVを紹介。

聴けば心が躍りだすこと間違いなし。

それではまた、良い音楽とともにお会いしましょう。

お元気で。

アーティスト特集カテゴリの最新記事