どうも。
2020年になって早くも1ヶ月が過ぎ去ろうとしています。
今年はオリンピックというビッグ・イベントもありますが、その前にやり残したことが1つ・・・
そう!2019年の「ベストライブ」だ!!
今年もおよそ100本近くライブを観に、各地へ足を運びまくりました。
ライフワークならぬ“ライブワーク”をしてく中で味わった感動のライブTOP10を紹介していきます。
どのパフォーマンスも間違いなくトップレベル。
楽しみまくったライブを10本+αセレクトしました。
2020年にチャンスがあったら、ぜひ“参戦”してみてくださいね。
2019年ベストライブTOP10
2019年に行ったライブは、ほぼ95%日本のミュージシャンでした。
どれもスキルが高くて内容が濃くて、血沸き肉躍るようなパフォーマンスで、興奮の連続。
今後も定期的に観ていきたいミュージシャンのパフォーマンスを中心にセレクトしました。
No.1 小沢健二『飛ばせ湾岸 2 nights、guitar bass drums で So kakkoii 宇宙へドロップ前夜、豊洲』

11/12 at 豊洲PIT
興奮度:★★★★★★★
パフォーマンス:★★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★
セトリのバランス:★★★★
客との距離感:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
飛ばせ湾岸!私の身体は宙に舞う
2019年は活動再開後の小沢健二が、約17年ぶりに歌モノのオリジナルアルバムをリリース。
そんなメモリアルイヤーに、急遽ライブハウスで2公演のみ行うと聞いてから、“これは絶対に行きたい!”と思っていました。
しかしそこは小沢健二。一筋縄ではチケットが手に入りません。
想像を超える倍率で、チケットは超激戦。
しかし今回は無理か…と諦めかけていたときに、Twitterでのご縁でチケットを譲ってくださる方が…!
そんなプロセスもあり、行く前から“ただならぬライブ”になるだろうという予感がありました。
そしてそれは見事に的中。
小沢健二あわせて3人という最低限の編成から繰り出される音の迫力と強度と言ったら!
シンプルだからこそ、一音一音が身体中に響き渡ってくるような……
「フクロウの声が聞こえる」の終盤で、私は完全に昇天してしまいました。
後にも先にもあのドーパミンが一気に分泌された感じは味わえないと思います。
この上ないほどの興奮とサプライズ(そう、スチャダラパーが飛び入りで参加!)で、豊洲からの帰り道に浮足立ったのは、言うまでもありません。
大勢のストリングスを迎えて行われる今年のツアーも楽しみです。
No.2 aiko『Zepp Tokyo 20th Anniversary aikoの時。おめでとゼッペちゃん!!』

3/21 at Zepp Tokyo
興奮度:★★★★★
パフォーマンス:★★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★★
セトリのバランス:★★★★★
客との距離感:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
aikoへの愛が結実した夜
個人的に2019年は“aikoの年”と断言できます。
aikoに耽溺して惑わされ振り回された1年でした。
平成の終わりに堰を切ったかのように、aikoへの愛が溢れて自分自身でも戸惑うほど。
そしてその狂おしいほどの愛情が、形となって早々に結実しました。
Zepp Tokyoの20周年のお祝いに2夜連続で開催されたaikoの特別公演。
そんなプレミアムなライブで、目を疑うほどの良番をゲットしてまさかの最前列でaikoを拝むことができたのです。
それからの狂喜乱舞っぷりと言ったら…人間って本当に興奮したときって記憶がなくなるんだ…という感じで、実はほとんど記憶が残っていません(笑)。
ただ信じられないほど楽しくて凄まじく熱かったという感覚だけを残して、私はこの日以降、aikoという名の熱病にしばらくうなされることになりました。
FCに加入して数ヶ月でこんな贅沢な経験をさせてもらったら、もう一生を添い遂げるしかありません(狂気)。
No.3 aiko『Love Like Pop vol.21』

2/10 at さいたまスーパーアリーナ
興奮度:★★★★★
パフォーマンス:★★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★★
セトリのバランス:★★★★★
客との距離感:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
aiko is forever
ホールやライブハウスのツアーが多いaikoにとって、『Love Like Pop vol.21』は、珍しくアリーナツアーでした。
20周年という節目もあり、とくに埼玉公演の2日目はセットリストがオールタイムベストのような豪華さに悶絶。
そして数万人収容できる会場で観ても、aikoは本当に近くにいました。
MCの飾らなさや花道を懸命に走る姿に完全にノックアウト。
いつまでもいつまでもいつまでもいつまでも…観ていたい、いや観させてくれ!そんな風に気持ちが高ぶったまま、あっという間に終わってしまいました。
さいたまスーパーアリーナ2daysを見届けたあと、我慢できなくなった私はついにファンクラブに加入。
その後のaikoへの傾倒っぷりはNo.2で上述したとおりです。
No.4 Suchmos『”Suchmos THE LIVE” YOKOHAMA STADIUM』

9/8 at 横浜スタジアム
興奮度:★★★
パフォーマンス:★★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★★
セトリのバランス:★★★★★
客との距離感:★★★★
エンタメ性:★★★
かっこよすぎる男たちの夢が叶うとき
―Suchmosが遂に横浜スタジアムでワンマンをやる。
渋谷のライブハウスから追いかけていた私にとって、これがどれほど特別な意味をもつことか。
個人的な話で恐縮だが、以前縁あってメンバーにインタビューする機会があったときに、「横浜スタジアムでライブをすることが目標だ」という旨の発言を直接聞いていました。
あれが2016のこと。
そこからの彼らの快進撃は、皆さんご存知のとおりです。
男たちが有言実行して夢を叶える現場に遭遇できて、本当にラッキーでした。
台風が接近していたにも関わらず、メンバーとファンのパワーで無事に公演を完遂した歴史的な日。
たぶんずっと忘れないでしょう。
No.5 DC/PRG『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』

11/28 at 新宿BLAZE
興奮度:★★★★★
パフォーマンス:★★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★★
セトリのバランス:★★★★
客との距離感:★★
エンタメ性:★★★★
ここは戦場、生き抜いて還れ
ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔が主宰するビッグバンド・DC/PRGが20周年を記念して行われたライブ。
愛聴していた菊地成孔のラジオ番組が突如終了してしまい、“成孔ロス”(勝手に命名、あと今さらだけど敬称略)を埋めるために、彼が関係する音楽に浸かる日々でした。
少し調べるだけでも、DC/PRG、FINAL SPANK HAPPY、ペペ・トルメント・アスカラール、ダブ・セクステットなどに加え、他ミュージシャンのプロデュース、映画評論やトークショー、出版本のサイン会など、活動は多岐にわたりまくっていて、全く退屈しない過活動っぷり。
そんな中でもトップクラスに好きなDC/PRGが、新宿歌舞伎町のど真ん中にあるライブハウスにくるということで、期待値はかなり上がっていました。
しかしまさかの3時間超ノンストップで踊りまくることになるとは、このときは予想だにしていませんでした。
トランス状態で、自我を保つことすら必死になるくらい凄まじく濃密な体験。
近くにいた女性は、白目を剥いて倒れてしまったり、とその場は娯楽場というより戦場でした。
でもあの戦場から無事に生還できた私には、もう怖いものなどありません。
肉体的にも精神的にも鍛えられて、抵抗力がかなり増したすごい体験でした。
万人にはオススメしませんが、自分の音楽愛を確認したい方は、一度行ってみる価値アリです。
見える世界が変わります。
No.6 柴田聡子『柴田聡子 TOUR 2019 “GANBARE! MELODY”』

5/16 at LIQUIDROOM
興奮度:★★★
パフォーマンス:★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★
セトリのバランス:★★★
客との距離感:★★
エンタメ性:★★★
サブカルメガネ女子?超絶テクの変態SSW?
2019年の上半期に狂うほど聴いた柴田聡子の『がんばれ!メロディー』。
そのリリースライブがあると知り、衝動的にチケットを購入して初参戦してきました。
ニューアルバムの曲は全曲聴き込んでいたので、イントロが鳴った瞬間に鳥肌が立つくらいの感動。
ほとんど知らなかったそれ以外の曲も、彼女の超絶うまいギターのテクニックと、岡田拓郎ら強靭なバンドの演奏にやられまくりでした。
ビジュアルだけ拝見すると、学校の図書室にいそうなサブカル女子という感じですが、その中にはとんでもない怪物が潜んでいるような気がしてなりません。
王道の歌謡曲系ポップスがあると思いきや、変拍子だらけの曲、ヒップホップ調の曲など、そのバリエーションは底なし。
終演後のポカポカとした多幸感は、今でも忘れられない良い思い出です。
No.7 YUKI『YUKI concert tour “trance/forme” 2019』

3/19 at 大宮ソニックシティホール
興奮度:★★★★★
パフォーマンス:★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★
セトリのバランス:★★
客との距離感:★★★
エンタメ性:★★
YUKI、もう存在が反則だよ…
個人的に幼い頃からジュディマリを聴いていたということもあって、YUKIには特別な思い入れがあり、色眼鏡ベタベタで、もう存在するだけで良い!っていう気狂いの感想だということを、事前に説明しておきます。
そんな想いを抱えながらも、機会に恵まれずこのツアーが4年ぶりの参戦。
年に100本以上もライブを観に行っていると、“出てくるだけで号泣”みたいなことは滅多にないんですが、YUKIは別でした。
幸運なことに大宮公演の初日は1階席の割と近い席で観られたので、“そこにYUKIがいて歌っている…!!”という事実だけで、涙腺が崩壊。
あの周りいるものすべてを包み込むような幸せオーラはなんなんですか!? どうしてそんなに可愛いんですか!? 僕は一体誰なんですかあああ(血迷い)。
たくさんの幸せをありがとうございます。また行きます。
No.8 ザ・クロマニヨンズ ✖️ MOROHA『NAGANO CLUB JUNK BOX 20th Anniversary』

8/7 at 長野CLUB JUNK BOX
興奮度:★★★★★
パフォーマンス:★★★★
バンドの技術・キャラ:★★★
セトリのバランス:★★★★
客との距離感:★★★
エンタメ性:★
長野で実現した理想の2マン
基本的に遠征してまでライブに行くことはあまりしないんですが、MOROHAとザ・クロマニヨンズの対バンが決まったとき、直感的に“これは行かなきゃ”と思いました。
なぜなら両者とも表現方法は違えど、芯の部分は一緒だと密かに思っていたからです。
この対バンを決めたイベンターに対してもシンパシーがわくほど。
バスで真夏の長野まで旅行がてら1泊2日で参戦してきました。
静まり返ったフロアで必死のパフォーマンスで魅せるMOROHAと、ひたすらロックンロールで激しく踊るザ・クロマニヨンズ。
傍から見れば対照的ですが、観終わったあと、自分の腹の底に燃えるように残る熱さは、完全一致しました。
No.9 カネコアヤノ『TOUR 2019 “燦々”』

11/22 at 梅田CLUB QUATTRO
興奮度:★★★
パフォーマンス:★★★
バンドの技術・キャラ:★★★★
セトリのバランス:★★★★★
客との距離感:★★
エンタメ性:★
大阪、たこ焼き、そして燦々
2019年ベストアルバムで堂々の第1位に輝いたカネコアヤノ『燦々』のツアー。
どうしても初日を目撃したかったのと、運良くチケットが取れたというのもあり、思い切って大阪まで遠征してきました。
生で聴くと音源から感じられる温もりと優しさは残しつつ、楽曲の芯にある“強さ”をひしひしと実感。
“おれはずっとこういう音楽が聴きたかったんだ”と思いました。
MCなしでダブルアンコールまでやるボリュームたっぷりのセトリで大満足。
終演後のお酒(あとたこ焼き)もススみました(笑)。
No.10 大島渚『氣志團万博 2019 -房総ロックンロール最高びんびん物語-』

9/15 at 袖ケ浦海浜公園(MOSSAI STAGE)
興奮度:★★★★
パフォーマンス:★
バンドの技術・キャラ:★★★★
セトリのバランス:★★★
客との距離感:★★★
エンタメ性:★★★★
房総でレジェンドの復活をみた
毎回よそでは観られない刺激的なラインナップで一目を置いているフェス『氣志團万博』。
2019年は、みうらじゅん率いるロックバンド・大島渚が復活するというまさかのラインナップで、情報解禁時には腰を抜かしました。
もちろんリアルタイムでは知りませんでしたが、大のみうらじゅんファンとして、こんな機会は願ってもないチャンスでした。
サポートに人間椅子の和嶋慎治をはじめ、山田五郎、安齋肇といったお馴染みのメンツも集結し、氣志團万博でしか実現し得なかったであろうカオスなステージに。
フェスのため30分という短いステージでしたが、ロックンローラー・みうらじゅんの片鱗が見られて、大熱狂しました。
ぜひ定期的に活動して、また地上波などにも出てほしい気持ちでいっぱいです。
次点
Cocco『Live Tour 2019 “Star Shank”』

12/13 at 東京国際フォーラム ホールA
星野源『DOME TOUR 2019 「POP VIRUS」』

2/28 at 東京ドーム
前野健太『LOFT HEAVEN FIRST ANNIVERSARY 前野健太 ソロライブ』

7/3 at 渋谷LOFT HEAVEN
山下達郎『PERFORMANCE 2019』

7/25 at 大宮ソニックシティホール
女王蜂『アヴちゃん聖誕祭2019 ~HOLY GAL~』

12/25 at Zepp Tokyo
まとめ:オリンピック期間も貪欲に音楽を聴いていこう
以上、2019年のベストライブTOP10でした。
最後におさらいすると次の10本でした。
- 小沢健二『飛ばせ湾岸 2 nights、guitar bass drums で So kakkoii 宇宙へドロップ前夜、豊洲』
- aiko『Zepp Tokyo 20th Anniversary aikoの時。おめでとゼッペちゃん!!』
- aiko『Love Like Pop vol.21』
- Suchmos『”Suchmos THE LIVE” YOKOHAMA STADIUM』
- DC/PRG『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』
- 柴田聡子『柴田聡子 TOUR 2019 “GANBARE! MELODY”』
- YUKI『YUKI concert tour “trance/forme” 2019』
- ザ・クロマニヨンズ ✖️ MOROHA『NAGANO CLUB JUNK BOX 20th Anniversary』
- カネコアヤノ『TOUR 2019 “燦々”』
- 大島渚『氣志團万博 2019 -房総ロックンロール最高びんびん物語-』
2019年も素晴らしいライブにたくさん行けて、充実の1年でした。
今年は洋楽のアーティストのライブも数本行く予定なので、2020年はまた違った顔ぶれになりそうですね。
大切なアーティストを軸に、今後も貪欲に音楽を聴いていこうと思います。
ちなみに上記10本のうち、1人で行ったライブは4本でした。
友達と行くライブも楽しいですが、1人で行くとアーティストと1対1になった気分を味わえるのでオススメ。
もしあなたにも気になっているアーティストがいるなら、ぜひライブに足を運んでみてください。
普段とは違った音楽体験ができるはずです。